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2007.02/02 [Fri]
映画『ココシリ』
● アメリカ版予告編だと、ナショナルジオグラフィックとどーんと出てきます。ちょっと『テレビ特捜部』のザ・ベストコーナーのような雰囲気もあります。でもねー、真面目に自然保護とか訴えているだけだと思ったら大間違いなのね! 町山さんのブログを読めばばっちりわかるけど、饐えた男臭さびっちりのすごい映画です。高度数千メートルでの「死ぬことと見つけたり」。「隆慶一郎的サムシング」がみっちり詰まった映画です。
● チベットカモシカを密猟者から守るべく、男たちが立ちあがった! この映画はそういうお話です。そして何がすごいってこの男たちの動機が正義感だけではなさそうなところです。あまり書くとネタバレになるんだけども、「まさに外道!」、「なんて酷いことをするんだ!」と叫びたくなるようなことを警備隊はします。密猟者も事情を抱えていて、悪人ではないという描写もある。こんな描写、正義の警備隊として描くならいらないと思うわけですよ。正義の側の非情、悪の側の事情を描いて多面的な問題として捉え、そこから先の答えは見る側に任せているというか。ものすごくシビアな作品なんですよ。
● シビアといえば『マッハ!』と同じくらい、撮影中に俳優が二三人死んでいそうな疑惑漂う過酷さです。なんてたって現地撮影、酸素不足で走っている人間がヘロヘロになる様子はどう見たって演技じゃありません。しかも肺気腫の隊員が中にいたりして、心臓に悪いことこのうえありません。その場でそいつに説教したくなりました。おまえは自分の職業適性をなんだと思っているんだ……!
● どんな恐怖映画よりもトラウマになるとある死に様もあり、私はDVDのリモコン握りしめて「ギャアアアアアアアアアア、やめろおおおおおおおおおお!」と部屋の中で絶叫しました(ヒント:砂地獄)。アメリカでは「チャイニーズ・ウェスタン」と紹介されただけのことはあり、ハードなのはまあ予想通りとして、あそこまでモンドとは思いませんでしたね。しかも人がいくら死のうとBGMは風の音だけ。諸行は無常だな……。
● ともかく濃い映画で、上映時間は短いのですが見たあととてつもなく疲れました。すごいものを見てしまった。しかも実話ベースというエンドロールでまた愕然。で、すごいのはこれは直接的にではないけれども、チベットをこんなにしたのは誰なのかな的見方もできて、そこまでするようになったか中国政府という感慨にも浸れるのでした。
● そうそう、主人公の顔がもの凄くいいので(ハンサムという意味ではなく)、オヤジスキーにもたまらない映画だと思います。
● チベットカモシカを密猟者から守るべく、男たちが立ちあがった! この映画はそういうお話です。そして何がすごいってこの男たちの動機が正義感だけではなさそうなところです。あまり書くとネタバレになるんだけども、「まさに外道!」、「なんて酷いことをするんだ!」と叫びたくなるようなことを警備隊はします。密猟者も事情を抱えていて、悪人ではないという描写もある。こんな描写、正義の警備隊として描くならいらないと思うわけですよ。正義の側の非情、悪の側の事情を描いて多面的な問題として捉え、そこから先の答えは見る側に任せているというか。ものすごくシビアな作品なんですよ。
● シビアといえば『マッハ!』と同じくらい、撮影中に俳優が二三人死んでいそうな疑惑漂う過酷さです。なんてたって現地撮影、酸素不足で走っている人間がヘロヘロになる様子はどう見たって演技じゃありません。しかも肺気腫の隊員が中にいたりして、心臓に悪いことこのうえありません。その場でそいつに説教したくなりました。おまえは自分の職業適性をなんだと思っているんだ……!
● どんな恐怖映画よりもトラウマになるとある死に様もあり、私はDVDのリモコン握りしめて「ギャアアアアアアアアアア、やめろおおおおおおおおおお!」と部屋の中で絶叫しました(ヒント:砂地獄)。アメリカでは「チャイニーズ・ウェスタン」と紹介されただけのことはあり、ハードなのはまあ予想通りとして、あそこまでモンドとは思いませんでしたね。しかも人がいくら死のうとBGMは風の音だけ。諸行は無常だな……。
● ともかく濃い映画で、上映時間は短いのですが見たあととてつもなく疲れました。すごいものを見てしまった。しかも実話ベースというエンドロールでまた愕然。で、すごいのはこれは直接的にではないけれども、チベットをこんなにしたのは誰なのかな的見方もできて、そこまでするようになったか中国政府という感慨にも浸れるのでした。
● そうそう、主人公の顔がもの凄くいいので(ハンサムという意味ではなく)、オヤジスキーにもたまらない映画だと思います。
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そして『墨攻』を見たあと振り返って思います。何かやる男はこのくらい非情かつクレイジーでいいんじゃないかと。