Archive [ 200802 ] 記事一覧
映画『12モンキーズ』
今マリマン聞いていて思ったんですが、「オレはレイパーをレイプし(犯す者を犯し)、ヘイターをヘイトする(憎む者を憎む)」って歌詞。荒山徹先生にぴったりじゃないですか? ついうっかりマリマン歌詞和訳してみた。なんとなく。「地獄からの帰還」 貴様の太陽に飛び込んでやる ふぬけになるのに信仰などいるか おれは幼いキリストのように生きている おれこそが聖人、殉死の日も定まっている 聖母、聖母よ おれは若さを恐...
はてなダイアリーはまるで首取り合戦やっているようで怖いな
いつも見ている某ブログが炎上ですかね。まあ小火程度の騒ぎが出ていてビックリ。 もう何が気に入らないって、普段の彼の主張を見ていない人がその記事だけを読んで、うわっつらだけすくいとってあげあしとるのがね。 はてなのシステムって、はてブ上位に食い込んでいる記事に便乗して、自分のエントリも目立たせたりできるようになっているのが嫌らしいなあと。本当にその記事を叩きたいんじゃなくて、功名狙いで記事をあげて...
鈴木真哉(『鉄砲隊と騎馬軍団』他一冊
● 『風林火山』のOPで駆け抜けていく武田騎馬軍団。でもあんなのありえねー! 鉄砲隊三段撃ちもありえねー! という検証をした本であります。 まあ確かに冷静になって考えてみれば、ああいうのって無理だろうとは思うんですよね。男一人が甲冑つけてポニーに跨って駆け抜けるって無理ですよねー、ってことで。 こういう戦国神話って、誰がどんな目的で流布しやがった、というところも気になります。● 最近、最上義光の軍記物...
B・ストーカー『ドラキュラ』
● 前一度挫折してたっけ? 古典中の古典です。読みにくいだろうと思ったけど、そうでもなかったな。ただしジョナサンがホテルで食べたメニューがおいしいからレシピをミーナに持ち帰ろうとか、どうでもいい記述が鬱陶しくもあったけど。こういうどうでもいいところは細かいのに、最終決戦とか古龍並にあっさり終わっていたし。『HELLSING』のせいで四人組とドラキュラ伯爵が凄絶なバトルをするんだと思っていた頃が私にもありま...
古龍『マーベラス・ツインズ』一巻「謎の宝の地図」
● とりあえず表紙のイラストが何かの罰ゲームのようなことはさておき。黒歴史『聖白虎伝』の二の舞になるかと皆を恐れおののかせたブツですよ。 で、まあ皆予想通りだろうが、私は怒ってます。「でも古龍が翻訳されるだけマシ」って言ってもだなあ、たとえば高級マグロをマヨネーズまみれにされて出されたらキレるだろ!? コーエーめ、やってくれおったわ…… と、書こうかと思ったけど読んでみて「まぁ、こういう中身ならまぁ…...
今週のY十M おゆらさま乱心はまだ続くよ
ただいま転職活動中。皆の元気をオラにわけてくれー!!!!!>Webはくす へー、そうだったんですか。ご指摘どうも。● 葦名衆も合体できれば十兵衛に勝てるかもしれねェ! というのはさておき。もう筋とかどうでもよくなる、おゆら様のエロエロっぷり。このままでは堀女が磔になるぅとか思っていてもどうでもよくなって、今もどうしたって彼女の狂乱しか思い出せません。でもえと、たしかおゆら様は馬鹿殿の子を身籠もってい...
F・フォーサイス『マンハッタンの怪人』
今日、図書館で日本の合戦特集みたいな本を読みました。で、長谷堂合戦のところを見てブチキレですよ、ええ。直江兼続が素晴らしいのはわかったけど、だからといって義光さんをけなしていい理由があるのか!? 勘違いするな、義光公は泣きついてなんかないんだからねッ! あとアレだ、直江主役の小説だと長谷堂を攻めた次の瞬間には、あっちゅーまに関ヶ原敗報入ってハイホーな展開なのってどうよ。攻めあぐねたのを素直に書け...
C・パラニューク『ララバイ』
殺されるべき人々がいる。俺は彼らを殺したい。一体そうしない理由があるのか?● 歌えば死ぬ歌だの、名前を書くノートだのの前に発表されていた(奇しくも911当日にポストに放り込まれた)殺人子守歌の物語。 時系列を破壊して縦横無尽に飛び回る従来の作品にくらべて、まっとうに進んではいきます。でも普通、歌えば相手が死ぬ歌があるとすれば、ホラー調とかそういうふうに持っていきたいわけじゃないですか。でもそうじゃない...
ふと思ったこと
ふと思ったんですけど、自分としてはカウンタとか解析数えていないんですけど、毎日読んでくれている人とか更新チェックしている人とかいるわけですよね。 いやーありがたいですね。なんかお礼とかできればいいのにねー。そういうのってブログだとなんですかね? 荒山ネタ書けとかですか。よくわからないけど。 とかふと思ったんですよ。皆さん駄文につきあってくださっていつもありがとう。近日中に『HELLSING』最新巻見ます...
C・パラニューク『サバイバー』
はくすへんしん。たしかに言われてみれば雪千代さまって癒し系。ほっとしますね。 一度もセックスをしなければ、永遠に自分に自信を持てない。自分の意見やアイデンティティを持つこともない。セックスとは、俺たちの間に一線を画する行為だ。子どもと大人を隔てる行為だ。思春期の子どもは、セックスによって初めて反抗期を表明する。もし一度もセックスをしなければ、両親から教えられた範囲でしか大人になれない。セックスを禁...
B・カラン『アイリッシュ・ヴァンパイア』
● 知ってたか! 『ドラキュラ』も『カーミラ』も作者はアイルランド人! 吸血鬼の本場はオレたちのアイルランドなんだ! ……というよくわからないがそうなのか、というアツイ主張からうまれた短編集です。 本作は原点回帰。というか、レスタトとかドラキュラ紀元とかアーカードとか、今の吸血鬼ものは暴れすぎなんじゃないかと再確認。まあそれが面白いんだけども。 吸血鬼ものというよりも『世にも奇妙な物語』みたいな奇譚...
山口貴由『シグルイ』10巻
● 流石にここまで引っ張られると長ェ、と思わなくもないわけですが。正直仏像の上でタンゴとかいるのかー! それとお地蔵さんと仏像さんにあやまれ伊良子! そしてふと思い出した。藤木がいいかげん内臓に埋もれてどれだけ経過したんだかということを(作中の時間より連載期間で)。● 三重は当て身をくらっただけかなと思うくらいで、虎眼流滅亡は計算通りですね。あそこまで当道座のみんなが馬鹿騒ぎするとは思わなかったけど...
E・レナード『ホット・キッド』
はくす返信。いやーどうもありがとうございます!● レナードはやっぱ定期的に補給しなきゃいかんな。この間D・フランシスの矍鑠ぶりが凄いと書いたんですけど、レナードも恐るべき黄忠っぷり。本作は79歳での作品です。 20世紀はじめのアメリカ、フーヴァーが君臨し始めた禁酒法と銀行強盗、ボニーとクライドが暗躍した時代。誇り高き軍人の家に生まれたカール・ウェブスターは早撃ち名人の連邦執行官。石油王の息子のジャック...
フォーサイス『戦士たちの挽歌』
● フォーサイスは何遍も引退宣言を出しては撤回しているそうな。そんな彼の短編集。『戦士たちの挽歌』 表題作。身寄りのない老人が殺され、チンピラ二人が逮捕されるも無罪判決をくだされる。意外な結末には退役軍人=(Veteran)たちの誇りがあった……というもの。 ハッキリ言って、一市民が「実は軍人だった!」というオチは彼の作品では数回読んでいる気がするので、ふーんとしか思えなかったんだな、荒山徹の「実は朝鮮人」メ...
清水義範『偽史日本伝』
● なにげに清水せんせーって歴史小説家としてレベル高いと私は思います。よく調べているし、書き方の目線が低いんですよ。時代小説にありがちな「このくらい常識な?」っていう気取りがなくて実にヨイヨイ。そしてなにより面白いし、人間愛に満ちています。どの人物に対しても温かい目で見守っているかんじが好きです。 あと今回強烈に感じたんですけど、時代ものになると司馬遼太郎も目立つけど山風の影響が結構出ているんです...
映画『エリザベス ゴールデン・エイジ』
● オーダーはひとつ! 見敵必殺(サーチアンドデストロイ)! とか言い出しそうな男前女王最高でした。吹き替えは榊原良子指名。つーかなんですか、フェリペ二世が「プロテスタントは悪魔だ! エリザベスは闇だ! イングランドはプロテスタントだからダメゼッタイ!」とかどこの十三課さんですかってかんじで、なんか『HELLSING』を思い出しました。まあ、むしろあの作品がこういう空気をいかしているんだろうけど。そしてエ...
回想とは精神的SMプレイですね
未だにトラウマになっている思い出話。 小学校四年くらいのころ、夏休みの宿題で風景画を描きました。その年、うちのクラスは絵画の優秀賞は児童の投票で決めたんですね。結構いいできで、これならいいせんいけるかな? とワクワクしていました。小学校くらいまでは絵が得意だったんですよ……。 私の絵を発表する番になって、ちょっとテレながらみんなに見せました。「うわーすごいじょうず!」「きつりちゃんすごいねえ!」 ...
清水義範『江勢物語』
● パロディ短編かと思ったらいろいろ面白い一冊。前半部は「翻訳」がテーマ。後半部はエッセイ。・現代語訳「江勢物語」 割とスタンダードなパロディです。・生臭心経 般若心経の解説なんだけど、これが結構役立つ! というか目から鱗が落ちます。今まで読んだ解説の中で一番しっくりきました。・スノー・カントリー 『雪国』を高校生が訳したというはなし。Excite翻訳みたいなカオス。・かくもわかりにくい日本語のキーワー...
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』
● コピペしまくりんぐの怪作。あー絶対筒井先生はパソコン使って原稿書いているよなーと思いました。フランシスにせよ彼にせよ、老いてますます盛んだなー。 とか思いつつもぼけーっとしながら読んだからあんまりちゃんと理解できてないかもだ。まあ筒井先生のこの系統は読んでいるだけでなんか快感はあるんだけども。ダンシング・ヴァニティ(2008/01)筒井 康隆商品詳細を見る...
D・フランシス『祝宴』
● 彼の作品は小学校高学年から中学あたりから読んでいるので、思えば長いつきあいです。彼とエルモア・レナードは文壇の老黄忠とでもいいますか、老いてますます盛ん。いくつだっけと思ったら今年で87歳ですよ。 彼はリサーチを担当してた夫人を亡くしており、流石にもう引退かと思っていたところ奇跡の再起を遂げただけに、読めるだけで感慨ひとしおです。夫人の役割は息子さんが引き継いだらしく、本作から息子フェリックスと...
C・パラニューク『インヴィジブル・モンスターズ』
鳥 鳥がわたしの顔を食べたフリーウェイを車で走ってた誰かが三十口径のライフルで弾を撃った弾がわたしの顎を吹き飛ばした病院に来たわたしは死ななかった顎の骨は戻せなかった カモメが食べちゃったからほかには ベビーフードを食べなくちゃならないのしゃべれないのキャリアがないのフィアンセに振られたの誰もわたしを見ないの服はみんな 親友がだめにしたの男の子 スーパーマーケットにいた男の子がわたしをモンスターと...
映画『アメリカン・ギャングスター』
フランク、列に並べおれを殺したい奴はたくさんいるんだ● 『300』以来久々に「ジャンル:隆慶」を見ましたね。 良質な映画だよなと思って見ているうちに「これはもしや……」「まさかそんな……」となり、ラスト十五分で「うぉぉおーーーっ! なんという漢! なんという侠気! これなんて隆慶一郎!?」とフルフルして涙が自然にあふれてきました。理想の漢が目の前にいたから。『300』みたいなあからさまな隆慶でなく、隠れ隆慶...
今週のY十M いや、勝手についてきたんだ(汗)
● 剣難より女難の男・我らが十兵衛は、ほりにょズを人質にとられてもう負けっぱなしです。そこへ虹七が嬉しそうに斬りにきますが(ホントコイツ十兵衛好きだな)、銅伯の殿の前で斬ろうぜという提案で仲裁されます。 しかし銅伯はエライね。女どもを逆さ磔はともかく全裸にすると申したか……と思った方もおられるでしょうなあ。山風先生のサービス精神はガチ。 とそこへ、おゆら乱入! それにしてもこの愛妾、ノリノリである。...
永田町〜青山〜秋葉原
● 三連休一日目は所用消化。・永田町 行き先は国会図書館。目的は六割達成ですね。肝心の一冊がずっと利用中で困ったもんですが。なんかやけに警察の方が多くて呼び止められたりしたけど、事件でもあったのかな。それともデフォルトであんなもの? 国会図書館は思っていたより利用しやすいです。なかなか楽しい場所でした。・青山 バレンタインのブツを入手に。本命のチョコレートバーが見つからなかったけど、かわりに某県物...
清水義範『日本文学全集第一・二集』
● あはは、くだらねー! 三十分もあれば一冊読める手軽さもいいですね。『古事記』 さわり部分を解説。大塚ひかりの『愛とまぐわひの古事記』のほうが面白いけど、相変わらずのツッコミが冴えます。『源氏物語』 源氏マニア古文教師の失恋話。一番まともか。『方丈記』 現代版鴨長明がカプセルホテルで半生を振り返る、ひたすら暗い一編……。『平家物語』 藤原うんちゃらとかそういうオッサンが語っていそうな、要するに産経...
M・ミラー『ニューヨークに舞い降りた妖精たち』
● 反則級に可愛いスコットランド出身のアザミの妖精・ヘザーとモラグがニューヨークで大暴れするファンタジー小説です。この作者は『ミルクから逃げろ!』の方ですが、別名義で『魔術探偵スラクサス』というのも書いています。あー、ナルホド! スラクサスの作者なら納得いくわ〜。 この妖精というのが、実にシニカルで厄介なんですよ。見た目は確かに妖精ちゃんなんだけど、ウイスキーやマジックマッシュルームでラリったり、...
貴志祐介『新世界より』(下)
● いやー堪能しました。上巻が世界観構築だったとすれば、下巻はクライマックスまで一気に駆け抜ける疾走感があります。前半部が監視社会への不安感からの恐怖だとしたら、後半部は虐殺と戦争の恐怖です。 ヒューマノイドであるバケネズミ(RPGのワーラットみたいなもんか)が人間をドカドカ襲撃しまくる身も蓋もないシーンが延々と続きます。 結構ためみたいな部分が長いのですが、それも後半でそれを爆発して壊滅的な恐怖感...
貴志祐介『新世界より』(上)
● ひとまず上巻。 賛否両論別れるであろうことは予想がつきます。世界にすんなり入れるかどうかだと思います。今までの作者のイメージを抱いたままでは、入り込めないかも。でも私は、作者はツツイストなんだと思ったらするりと入り込めましたね。要するにSFファンタジーです。 千年後の日本というわけで、食生活等現在と通じる部分もあります。そこが世界に入り込みにくくする要素かもしれませんが、某問題鬼ごっこ小説のよう...
大塚ひかり『感情を出せない源氏の人々』
● 源氏を中心として、古典文学での感情表現を探った本です。この着眼点は面白いですね。感情表現というトコロから出発して文学を見るというのはなかなか興味深いです。 で、『源氏』ですが確かに皆抑圧されていて、そこが現代社会ぽいと大塚さんは語るわけですね。確かにわかる気がするんだけど、嫌われたくないから本音を出さないつきあいというのはとても辛い。私も大学のときそんな経験ありますけど、もう二度とごめんです。...
今週のY十M きりとり線通りに……
● 銅伯がおゆらを手放したのは、ただ十兵衛へのフェイントにするためだけだったようです。突撃おゆらさん、十兵衛捕縛! 「まずは十兵衛を牽制することが大事だと思いました」ってかんじですか。その隙に霞網が堀の女たちに被さってしまいました。うわー! 緊急回避的に十兵衛先生、銀ちゃんをバッサリきりとり線通りに一刀両断してしまいました。女の手での復讐は頓挫なわけですが、この状況じゃ仕方ないわなあ。しかしなんと...
映画『ブラック・スネーク・モーン』
● 「サミュエル兄貴主演」というのはもうひとつの映画ジャンルになっていると私は思います。もう主演がサム兄貴なら、説教されてビシビシ感じるというもんに決まっているでしょう。今回説教されるのは、蛇じゃなくて鎖に繋がれた半裸のクリスティーナ・リッチ。なんという素晴らしい設定。あのサム兄貴・鎖・クリスティーナというポスターのビビる方も多いかと思いますが、そこをぐっとこらえて見てみると涙涙のいい映画なんです...
映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
● わははは、今年劇場鑑賞第一弾は大当たりでした。わはははははは! こんな快作を見て哄笑せずにいられようか。 はじめに断っておきますと、これは海賊映画が好きな人が見る映画じゃないです。パク・チャヌク作品を見て爆笑した人こそ見るべき映画です。復讐って、本当に素晴らしいですね。バッドエンドって最高ですよね。そんなふうに思える人は何があっても見るべき。● あらすじ。19世紀末のロンドン(要するにジョジョ一部...
M・ミラー『ミルクから逃げろ!』
二月ということでテンプレ模様替え。字は小さめだけど可愛いよね。中身にマッチしていないのはまあそういうもんということで。● なんなんですかね、これをどう説明したらいいんですかねえ。 主人公はコミックマニアの26歳、ニート時々ヤクの売人。原因不明の奇病に苦しんでいたが、ある日牛乳がきっかけと判明。「ヤターこれで健康体だじぇー」と喜んで、しかも周囲にそれを話したら「あたりも牛乳だめー」「オレもおれもー」...

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