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新版Kizurizm: 200709

新版Kizurizm

Archive [ 200709 ] 記事一覧

今週の『風林火山』「川中島!龍虎激突」

● 諸事情からあっさりと。・Gacktの単独突撃を討ち取れば歴史が変わるんですけどね。まあ川越しだしね・なんか諸角と信繁のノリだけ中学生日記だ(演技が下手なんじゃないよ)・吉兆を口にしていても呪いに聞こえる由布姫である・相変わらず積極的なリツやんがめんこい・しかし伝兵衛のほうがかわいいかもな……なんだあのウケ狙いは・でも今週随一の驚きは予告編の束帯Gacktだった!...

幇会なのにアラヤマン

● 武侠ウィークエンド第一日目。 京都の某所で前夜祭。なのに武侠じゃなくてメインの話題が荒山徹だった約二名が。アラヤマン(勝手に決めるな)は召集民族だから、二人集えば妖術集会になるのは仕方ないことなんですよ。 翌日朝早いんですけど、盛り上がっちゃったよもう。 全然金庸先生の話をした記憶がないのはいかがなものか。荒山オフしたいよね〜〜〜!...

とある会話

「うちの会社の上司が嫌な奴でさあ。すごく口うるさいんだよね」「へえ、そりゃ大変だね。で、どううるさいわけ?」「スクリーンセーバーを『300』にしたんだけど、落ち着かないからやめろって」「まあ、それは確かにうるさいけど、上司の気持ちもわからなくないよ!」 ってなわけで私は自宅のみにしています。自重したのだ。...

激しい夜になりそうだな、This is SPARTA!

● 発売日から一日遅れて『300』DVD到着!・吹き替え 特に問題はないかな。ゴルゴの声質が低くなっていてより男前かも。他のキャラは英語音声のほうが渋めかな。デビッド・ウェンハムさんの声がかなり個性的だったのを再発見。セクシーボイスですね。 私とか言っちゃって、声が渋いステリオスには違和感が。あのちょっと高くて生意気な若僧ぽさがステの良さなんだよう。うへへへへへへ(美しい死を望んでいた時最後の笑い声だよ...

映画『麦の穂をゆらす風』

● 何が凄いって、作ったケン・ローチがイギリス人ということが一番じゃないかと思う問題作。 支配する側、される側という対立軸は人によっていろいろなものを想像させるでしょう。自分は明治時代の東北地方ですかね。この間読んだ『悲劇週間』で「新政府は、薩摩に仇を討てると賊軍のものたちを抜刀隊にした、恨みを利用するなんて最低だ」というような台詞があったんですが、そんなものや山風明治ものを連想したり。こういうこ...

阿川弘之『米内光政』

● この間、NHKで放映した東京裁判のドキュメンタリーを見て、「なんだか結構無茶苦茶だなあ」と感じました。で、この裁判で「バカ」と呆れられたのが米内光政であったと『人間臨終図巻』で知ったと。もともと米内さんにはちょっとした縁があるので、読んでみようかと手に取ったのが本書でした。● 人間の才能にもいろいろあるもので、ぱっと見て光り輝くものがあれば、じっくり観察してみないとわからない、あるいはわかる人にし...

映画『ディセント』

● 臆病者の割にはホラー映画や小説が好きです。でもって、その悲惨な死や血の飛び散り方に興奮するわけです。しかし、時折「なぜ自分はこんな鬼畜そのものを好きこのんで見ているんだ」と自問自答したくなるような、悲惨すぎるものにぶちあたることがあります。この映画もそうだった、『ディセント』。 一言で表現すれば「地下三千メートルで『オフシーズン』」。食人族と戦う、あるいは地下三千メートルで立ち往生、どちらか片...

山田風太郎『くノ一紅騎兵』

 マイブームは自分一人で盛り上がるからこそマイブームなのですが、東北戦国武将FEVERはさすがに同志が全く見つからず少し寂しかったりします。歌舞伎とかも。おそらく東北人の悲哀は所詮東北人にしかわからんのだろう。● 直江兼続というか奥州戦国大名祭り番外編ということで再読。やっぱり山風てばカオスですな。 謙信公に心酔するあまり、女犯も嫌って跡継ぎのできない上杉景勝。そこで直江兼続が真田のくノ一と策を練るわけ...

今週のY十M 十兵衛、罠に墜ちるか

● 流石にちょっと疲れている気がする。ちょっと駆け足で。・お子様の教育を考えて、R指定なバイオレンスを見せない十兵衛先生。でも腕で台無しだよ!・さくらさんの髪の毛が伸びて、結うようになりました。町娘姿のほりにょはちょっと新鮮・そんなほりにょに追及される十兵衛先生、だまり通してこそ男!・そこに差し出される鶯の七郎。これがどうなるのか? 全体的に原作通りで格好良かったですね。これでこそ十兵衛よお!...

中村晃『直江兼続 宿敵・家康も惚れた名軍師』

● PHP文庫でカバーが西のぼるの本って、何かつまらなそうだと思っていましたが、まあうん。予想通りでした。この本の長所は、低価格文庫一冊で直江兼続がざっとわかるという点でしょう。でも、長いものに耐えられる人ならば藤沢周平『密謀』のほうが断然オススメできます。● ダイジェストぽく兼続について書かれていますが、彼の嫌みったらしくも面白い逸話等はあまりなく、あんまり人柄がわからないなあという印象。長谷堂の合...

今週の『風林火山』「村上討伐」

● やっぱり戦闘パートは面白いなあ。今週は馬場の回でした。諸角とのやりとりが面白すぎ。 そうそう、春日弾正が誕生しましたね。なんかこのやりとりが妙にHOMO臭くてうわあ、って。がんばれよって声をかける晴信のあのエロスはなんなのか。私が腐っているのかな? 景虎が出てくるたび、BGMが異様にこっていてそれだけでニヤけます。衣装が時々悪の戦隊ですね。そんな彼の元でしょうこりもなく女遊びをする上杉さんはある意味立...

新ジャンル「ヤムデレ」

 最上義光歴史館の「ヨシアキの自己紹介」にインスピレー命を救うためにやむなく謀殺し、その実は民にデレデレしてションを得た概念。とおりすがりさんにより命名。 べっ、別にだまして相手を殺したいわけじゃないんだからね! そのやりかたが一番死ぬ人が少ないんだから! たくさんの兵隊があつまって戦うよりも、相手の偉い人だけやっつけた方が、死ぬ人の数が少くないし、大切な町や田畑がこわされなくてすむんだから!! ...

山形市・最上義光歴史館

● 最上義光―不幸な武将なんじゃないかと個人的には思います。愛娘は惨殺され、息子を始末する羽目に陥り、子孫は改易され、「よしみつ」と呼ばれ、伊達政宗の影に隠れ、ましてや『独眼竜政宗』では山形県が抗議したほどお行儀が悪く(あれはアレでかっこいいけど)、無双ではモブだし(そのほうがいいかもしれないけど、「戦国辞典」の記述がひどい)、戦国おみくじでは悪い扱いだし。● そんな義光づくしの最上義光歴史館は、彼...

矢作俊彦『悲劇週間』

拍手レス>…………『300』好きとしても、『硫黄島からの手紙』好きとしても、非常に不愉快かつギャグとしてもいかがなものかと思わせるコメントですね……正直これは勘弁していただきたい。記事ごと消そうか真剣に悩みました。● 本書は装丁が秀逸。クロード・モネの「日傘の女」なんですが、読み終わるとこれ以上似合うものはないと思わせるものがあります。 堀口大學、本書を読むまでしらんかった。本書では二十歳、肺病持ちで、母親...

前から疑問だったんだが……

 宣和堂さんのGJな記事を読んで考えた。 武侠小説は云々、で語られる際に無視される古龍と張徹。どちらも登場人物を、薪を業火に投げ込む勢いでバカスカぶっ殺しまくりなわけですが。二人とも日本の時代劇の影響があるから無視するのでしょうか。『水滸伝』後半は"グロテスク好漢虐殺"なんだけどなあ(だからこそカットされたのかもしれんね)。中国人は本当にハッピーエンドが好きかどうかは、研究の余地があるんではないでしょ...

那須観光

● 簡単にまとめ。案内じゃなくて自分用メモ。「東武ワールドスクエア」 思っていたより面白かった、というと失礼なんですが本当にその通りです。でも現代日本ゾーンと日本の四季ゾーンは別にいらないだろう……と思いました。だって東京駅とか別に、模型で見ても面白くないじゃん! あとちょっと世界と言っておきながら地域が偏っていますな。南米、アフリカ大陸、オセアニアあたりがない。アジアが少ない。まあ、でかい建築物が...

映画『父親たちの星条旗』・『硫黄島からの手紙』再鑑賞メモ

● DVDで再鑑賞。 『手紙』のほうが評価が高いと思うけれども、確かに私もこちらのほうが好き。脚本は『星条旗』のほうが緻密かと思っていたけど、『手紙』の伏線もかなり手が込んでいる。・陸軍と海軍の対立・栗林の銃・栗林に助けられる西郷・清水の決意への伏線。「母上」への手紙、サムの母の手紙に感動、西の「己の正義を貫け」、投降への流れ ほかにも、伊藤という笑いどころがあったり、話が基本的に一本道だったり、『星...

米沢城・上杉神社周辺

● 直江兼続の大河ドラマに沸く米沢市の観光施設を訪れました。「米沢市上杉博物館」 レ ア な 展示物の本物はだいたい上杉神社稽照殿にあります。この一文で察してください……。レプリカやジオラマ中心でももうちょっと展示方法なんとかならないかな。大阪城天守閣の展示方法を見習っていただきたいものです。 直江兼続でてこ入れをしていますが「と、と、とりあえず再来年大河だし」という突貫工事ぶり満載の展示っぷり。ど...

金庸先生来日記念西北会談

北「ずいぶん久々の会談だな」西「中の人もすっかり武侠ブログじゃなくなったし、コンテンツの存在をついうっかり忘れかけ、連休中でネタがないから無理矢理書いているんだろう」北「もともとワシらの存在価値なんか、ドラマに文句たらたらでコメントつけるくらいだからなあ……」西「しかしこの西毒は容赦せんッ! このブログ読者はおそらくまっとうな武侠ファンじゃないッ!」北「それはおそらく正しい認識だ。そろそろ本題に入ろ...

『大旗英雄伝』特設サイトができました

 MAXAM様よりのおしらせ。ついに『大旗英雄伝』特設サイトができました。DVDボックスのデザインも決定です!(画像はMAXAM様の許可により掲載しています) まあ映像化も嬉しいけど、原作も翻訳してほしいと思う今日この頃デス。未完だから難しそうだけど。...

久住昌之・谷口ジロー『孤独のグルメ』

>拍手返答 安徳帝のが一番気になっています。● washburnさんとクボタさんがオフ会でこれについて語り合い、盛り上がっていてからずっと気になっていた作品です。実家に帰省したら多分姉が買った文庫版があったので読了。● この作品のよさは、一人暮らしをしていてかつ一人歩きをする人間でなければ、わからないかもしれないと思わせるものがあります。たとえば主人公と同じく、外を歩き回る機会の多い営業マンなど。おとなのグル...

今週の『風林火山』「母の遺言」

● 今週は実家で姉と見たんですが、彼女がうるさくてなんか集中できませんでした。酒も飲み過ぎたし。・晴信を見て「カピバラそっくり!」とバカ受け・晴信を見て「話し方変」とバカ受け・晴信を見て「え、女形? ブスな女形でしょ」と暴言を吐く・大井夫人や信廉を見て「カピバラの親族のわりにいい顔」と暴言を吐く・相木がひこにゃんに似ていることに全面同意 とまあこんな感じですよ。● タイトルに偽りありといいますか、あ...

次はエビ柳生とか艶女柳生だろ

● mixiの広告バナーとか、女性誌の見出しとかで気になる表現。「これが最強! モテメイク」「私、このデカ目で五人落としました」 ……最強とか五人落としたとか、どこの武将だよ! コクられたら「敵将討ち取ったりー!」とか叫んでいるのかよ! 気分はモテ女無双かよ! ● そこで私は予言するね。そのうち「これぞ最強! 柳生に学ぶモテテクニック!」「本当の愛を得るなら駆け引きも使おう! 柳生宗矩に学ぶラブテクニック...

宇月原晴明『本能寺の禍星―黎明に叛くもの〈4〉』

● 妖術による天下分け目は、結局暗殺頼りというわけですね。武田滅亡の真相、上杉謙信の死……そして本能寺の変!「しかしこれは迷惑じゃないかと思うわけですよ。やっぱり妖術は暗殺失敗の方向でいかないと」「処刑御使みたいに?」「そうそう」 ってな脳内会話が。上杉謙信のあれは、史実通りトイレで倒れてそのままのほうがマシだっていう。 そもそも暗殺だけで天下は無理があるんで、潔く成仏しろよと思ったり。● うーん、読...

宇月原晴明『風林火山を誘え―黎明に叛くもの〈3〉』

● いよいよ信長に追い詰められた久秀は、信玄を西上させて信長を討たせようと思いついちゃいます。で、傀儡の果心とともにはるばる甲斐まで行くわけですが。 うん、ま、一巻まるまる徒労だったなと……。 やはり妖術や他力本願では天下はねらえないってことですかね、荒山先生(唐突に出してみる)。 ひとまず、信玄を殺した(?)のが誰かわからないと、評価に苦しむ巻でした。 なんかむしろ信長が主役という気がしてきました...

『剣鬼喇嘛仏』地球を回る

モニカ・ベルッチとクライブ・オーウェンの超セクシーなラブシーン[eiga.com 映画ニュース] 9月7日に全米公開された、クライブ・オーウェン、ポール・ジアマッティ、モニカ・ベルッチ共演のアクション映画「Shoot‘Em Up」(原題)。公開第1週の全米ボックスオフィスは意外に奮わず第6位に終わったが、ガンアクションが売りの作品だけに、ネットを通じてさまざまなシーンが動画配信され話題を呼んだ。中でも米映画サイトIESB.ne...

食い倒れの罠

● 帰省前には、手っ取り早く新大阪駅の売店あたりで土産を探します。で、感じるのは「大阪土産の層は薄い」ということです。 京都ならとりあえず八つ橋。漬け物もいいね。 神戸ならニューヨークチーズケーキ。 とまあ、適当に見繕えるのですが。大阪は難しい。あからさまにハズレっぽいたこ焼きスナックとか、日持ちしない冷凍串カツとか。千鳥屋のみたらし小餅は美味なんだけど、コレも日持ちがなあ……。● でもそれは大阪にう...

宇月原晴明『堕天の明星―黎明に叛くもの〈2〉』

● 前巻でドン引きしたBLスメルはだいぶ薄くなり(といっても、某人物が生きている間はちょっと辛かった)、物語も動き出した二巻。でもやっぱり、いきなり光秀視線になってちょっと読みづらいです。 やっぱりこの話はアン・ライスぽいですなあ。もっと煮詰めて濃くしたらアン・ライスになるといいますか、アン・ライスを希釈したといいますか。● 女忍とじゃれあい、将軍を殺し、大仏を湯にかえる。これぞ松永弾正よ、という暴れ...

映画『ブラックブック』

● あらすじ。1944年、ナチス支配下のオランダ。美貌のユダヤ人歌手・ラヘルは迫害を逃れ隠れ家に匿われていた。しかしそこも爆撃された彼女は、レジスタンスの手引きのもと、船で南へ逃れようとする。しかしその船をドイツ軍に襲われ、彼女だけが助かるのだった。 髪を染め、名前を借りた彼女はやがてレジスタンスの一員として働き始める。その美貌と歌声を見込まれた彼女は、ドイツ軍大尉・ムンツェの愛人となる任務をまかされ...

宇月原晴明『平蜘蛛の妖し夢―黎明に叛くもの〈1〉』

● 政宗の才能は戦争とか内政も凄いけど、それ以上にアレだ、弁解の才能が凄いと思うのです。いろいろテンパっていて、「ああ、『独眼竜政宗』を見ていてよかったな」と思う今日この頃。 このドラマの政宗は、決してスーパーヒーローではありません。大事な戦の前で落馬して骨折するわ、何度も陰謀をめぐらせて失敗するわ。 で、私も政宗同様短気が損気で嫌なことになっているわけですが。・「らちもない……」と笑いながら疑惑を...

今週のY十M 沢庵完全敗北宣言

 今日の一言。「ラスト、コーション」に出たかった!チャン・ツィイー、タン・ウェイに嫉妬?―ベネチア映画祭9日、「ラスト、コーション(色、戒)」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したアン・リー監督の言葉として、タン・ウェイを主役に選んだことをチャン・ツィイーに恨まれたとの報道があった。2007年9月9日、第64回ベネチア国際映画祭金獅子賞作品「ラスト、コーション(色、戒)」のアン・リー(李安)監督が、女優チャ...

筒井康隆『出世の首 ヴァーチャル短編集』

 皆きっとそうだと思いますが、『柳生百合剣』の「柳生十兵衛生誕450周年記念」っていうの。あれどうなんでしょうね。 まあきっと荒山先生のことです。真剣至極な気持ちで「格好いい十兵衛」を目指したんでしょうけどねえ。ファン意外がねえ、あの冒頭を読むかと思うとねえ……。面白いけどねえ。 そういえば今日不可解なものを見ました。芦屋セレブ愛用って服なんですけど、蛍光色にド派手な模様を描いたサマーセーターなんです...

大河ドラマ『独眼竜政宗』第40-43回

● 紅毛と南蛮の争いを大久保長安から聞き、婿の忠輝ともども野望に瞳を輝かせる政宗。中年よ、大志を抱けです。服の趣味は相変わらずギンギラギンだし、まったく落ち着く気も空気を読む気もないオッサンです。  と思っていたら「書状は氏郷で懲りたわ!」と少しは大人になった模様。成実も帰参後は、かなりおとなしくなっています。 支倉常長が「青葉城恋歌」のさとう宗幸さんというキャスティングが面白いですな。● 政宗がや...

今週の『風林火山』「宿命の女」

● 今週は昼メロぽい展開でした。冒頭の於琴姫がかなり可愛い。これぞ側室にふさわしい姫だと思いました。 それにしてもあの天然姫と天然娘リツは会話がかみあっているんでしょうか。かみあわないまま延々と楽しく話していそうですね。「姫様はおおらかすぎて、むっとくるようなことも仰いますが……」 ってリツ、あんたが言わないように。可愛い女の子ばっかりで嬉しいなあ。 そういえば由布姫って、泣くシーンでまったく目が充...

中島美代子『らも 中島らもとの三十五年』

● 暴露本といっちゃ、身も蓋もありませんがそんな感じの一冊です。前半の甘い恋物語からだんだんと無茶苦茶になっていく夫婦生活。『バンド・オブ・ザ・ナイト』に描かれたまんまの人生になっていくのでした。 言葉は悪いけれど、いつまでたっても「ままごと夫婦」だったんだなと思いました。ラリって子供の食事も作らず、育ちがいいせいかずっとほわほわして、お互い束縛が嫌だったからと語るのですが、それでいいのか……?● ふ...

筒井康隆『壊れかた指南』

● 筒井先生のいいところは、どの短編集を読んでも同じことです。というとけなしているように聞こえそうですが、その作家の持ち味とクオリティが保たれているっていうことは凄いですよ。● ところで、山風のエッセイを読んで以来筒井先生がスカトロネタを持ってくるとウフフフと笑みが漏れてしまいます。 いや、そういうネタが好きなんじゃないんですけどね。あの世で山風先生が読んで「筒井くんはまた大便をネタにしている!」と...

いっそジミーさん伝説とかでも構わない

● 無双シリーズはもう買うのをやめようと思っています。どうやら三国は武器すら変更されるようで、それってどうなのよと思ってしまったり。鎖鉄球とかどうなん、実際。 ん? 待てよ。鉄球モーションがありなら「血滴子(aka空飛ぶギロチン)」もできるんじゃ……。  ああ、買うね。もし血滴子なんか装備しちゃうキャラがいたら買うね。PS3ごと雄々しくレジに運ぶね!● ここからいつもの妄想ですが、もうタランティーノの肝いり...

大河ドラマ『独眼竜政宗』第36-39回

● 関ヶ原前後の上杉との戦いは、上杉軍武将の景勝と直江兼続が名前しか出てきません。もっとも演出としては一揆煽動と最上との関わりを強調しているのでそれでよかったとは思いますが。まさかこのときは直江兼続が主役の大河ができようとは誰も思っていなかったんでしょうね。何はともあれ、成実カムバックおめでとう! 一人だけ薄汚れている奮闘ぶりが流石でした。 それにしても百万石のお墨付きをもらっておいて、なんでセコ...

せがわまさき『Y十M』8巻発売

● おとねと野呂万八変装バージョン十兵衛が表紙の8巻。中身は首合戦から夢山彦直前までです。 今回は脇役が目立ちます。まずおとねさん。堀の女よりも見せ場が多いというのは禁句でしょうか。ここまで見事な表情を見せつけられると、せがわ先生の金蓮さまとか昼顔とか漁火とか見たくて辛抱たまらなくなります。 そして沢庵配下のお坊様。笑顔がねえ、いいんです。あの力まない笑顔のまま散っていくのが切ないんです。泣かせるね...

『デス・プルーフ』を隆慶先生が見ました

すべて女が悪い。一言でそう云い切ったら、アメリカのビッチどもは眉を逆立てて怒るだろうか。だがこの『デスイ・プルーフ』を見ているうちに、私の心の中に湧き上がった言葉は、これに尽きると云っていい。 端的に書けばこんな映画だったなあ、と。...

大河ドラマ『独眼竜政宗』第32-35回

● 秀次処断から秀吉の死まで。秀次処刑のドサクサに巻き込まれて、政宗三度目の処刑の危機を迎えるわけです。「三度目でござるぞ!」ほんとそう。よかったね、三度目の正直じゃなくて。 しかし前の二回は自業自得の面もありましたが、今回はただの不運といっていいでしょう。そりゃ見る目がなかったとか、甘かった部分はあるでしょうけれども。 実は政宗以上に運が悪いのは、史実では秀次をかばったのにすっかり悪役にされてい...

みうらじゅん『ゆるキャラ大図鑑』

● いやあ、ゆるキャラっていいですね。なんでこんなデザインなんだ、機動性悪すぎるとかゲラゲラ笑いながら読んでいるうちに、なぜか癒されます。 これに便乗して、自分もちょっとゆるキャラを妄想してみたのでメモ。・横浜中華街PRキャラクター「関羽くん」性別:男の子身長:207センチ性格:正義感にあふれていて、向学心旺盛仕事:横浜中華街のPR趣味:髭の手入れ、読書(歴史系が好き)仲間:関平くんと周倉くん、ペットに赤...

流し目柳生とか、ハニカミ柳生とか

 マスコミのなんでも「王子」をつける風潮が嫌いだ。 「姫」とつける女が嫌いだ。 そこで今日から「王子」および「姫」を「柳生」に変換することにした。「妖術」もいい。 ハンカチ柳生、流し目柳生、ハニカミ柳生。なかなかいい、爽快だ。...

大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り! 受賞作はありません編』

 世の中気付かないほうが幸せなことって往々にしてあるモンですが、自分が一人で何かしていても全く平気だということもそのひとつなんじゃないですかね。 一人で酒も飲むし、映画にも行くし、劇場にも行くし、やよい軒でどんぶりも食べるし、できないことといったらそりゃデートくらいしかないんですよ。それに、どこかで一人の時間もないとダメだとも思っているわけですし。 世間じゃしかし、そういうのにちょっと冷たいわけじ...

今週のY十M 血の炎が燃える

● せがわ先生の絵は、山風の文章を余すところなく伝え、さらにそれを上回るインパクトを与えます。そのインパクトが強すぎて酩酊感すら覚えることがあるのですが、今週の「半裸で踊る大ゴマのおとね」は本当に素晴らしくて、いいようのない感動が湧きあがりました。あの腕の折り曲げ方、背けた顔、狂った目、はだけた着物、すべてが完璧、イメージ通りでした。● 感動した場面から書いておいて、次に全体の感想。沢庵の敗北宣言の...

今週の『風林火山』「姫の戦い」

● むしろサブタイトルは「姫の勘違い」ですよね。これが『独眼竜政宗』だったら来週は「姫成敗」ってことになりそう。越後から景虎さんを引っ張ってきて「何故じゃ、何故おぬしは欲を捨てぬ!」と叫びながら木に縛り付けて、火縄銃の的にしたい。そんな気分。 晴信が悪いとは私は全く思いません。側室に求めることと言ったら、一に子供、二に癒しであり、戦争がどうなったとかそんなことは、正室だけが気を配っていればいいもの...

M・ムーア『シッコ』

アメリカ人の命は アメリカ人の命ならず保険会社のもの なれば保険会社のため 治療が受けられぬのも当然のことアメリカ医療制度の完成形とは 保険会社の利益と多数の犠牲者によって構成されるのだ● 途中までは「ハハハ、アメリカの医療制度っていつの時代のものだ? ひどいなー」と笑って見られるかもしれないわけですよ。でもフランスの事例とか見ているうちに「日本人ってバカじゃない……」みたいな暗い気分に。いや、アメ...

タランティーノ『デス・プルーフinグラインドハウス』

● あらすじ。 女の無駄話は長くてつまらねー。しかもギャルってオレをバカにしてね? だから殺しました。調子扱いてたらターゲット間違えてこっちが殺されかけました。すいませんでした。マジすいませんでした。 私は結構趣味で忙しい毎日を送っています。だからタラ映画のあらすじをかいつまんで説明するなんて無駄なことは嫌いなんだ無駄無駄! というわけでまあそういうことなんです、ウン。● あらすじ代わりに見るべき人...

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筆者近況

Author:吉梨(きつり)
『おねがいマイメロディ きららっ』がいいかんじに発狂してきました。ほんとうに教育的に有害なアニメです!

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