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新版Kizurizm: 200610

新版Kizurizm

Archive [ 200610 ] 記事一覧

方蘭『エロスと貞節の靴 弾詞小説の世界』

● サブタイトルを無視して纏足関係の本かと誤解していた一冊。不勉強で弾詞小説を知りませんでしたが、明代の弾き語りから発展した通俗小説のことだそうです。作者は女性で女の世界を描いたもので、レベルが低いからとあまり研究はされていないとか。● 才能はあっても「婦道」に縛られ、心が纏足されたように自由になれなかった女性たち。そんなテーマのため、なんとも渡鬼臭さというかそんなものを感じさせます(こう書いてなん...

今週の『Y十M』白黒双子

● ぜーぜー、PC戻ってきて書きためてます。アホか自分は。 さて、今週はおとねさんが救出されましたね。 そこはさっくり流して天海僧正です。● 実はこの天海僧正、皆ご存じの通り『バジリスク』で「忍者なんか殺してもいいじゃないですか」とおっしゃった方。柳生パパはすっかり総白髪、竹千代様は将軍になられたのにこの坊主だけは変わりません。それもそのはず、百歳を超えていますから。謎の多いこの老人、正体は生存した明...

我が母なる秘宝 そして過ち

● さて。 実は私は、侍功夫氏やwashburn氏に突っ込まれ、ジージャンズだの秘宝系だのがいかに身勝手でくだらんジャーゴンか気付きはっとしました。 なぜこうなったのか? スマン、もうちょっとだけ考察させてください。...

デカプ様に罪はない

● 人様の褌で相撲をとるのは気が引けるけど、どうしてもこれだけは書いておきたかったことがあります(といってもつまらんことですが)。 無駄に長いので、要約します。「私は才色兼備の姉にコンプレックスを抱いていたが、やっと進路が別になって安心していた。 しかしデカプ様と『タイタニック』は、姉の存在と言葉を思い出させ、さらにこんな恋愛は貴様に無理だとつきつけてくれたので、見る前から嫌いになってしまった」 ...

梯久美子『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』

● 『硫黄島からの手紙』の底本となっていると思われる一冊。映画『父親たちの星条旗』を見た直後なのでタイムリーです。 先日『硫黄島からの手紙』予告編を見たとき、渡辺謙扮する栗林中将のヒューマニズムが前面に出されていました。部下を殴る兵士を嗜め、本土空襲を一日でも遅らせようと必死で叫ぶ声が印象的でした。おそらく栗林中将という人はウェットな見方をされる要素がある人物なのでしょう(Amazonのレビューではこれ...

筒井康隆『笑犬楼の逆襲』

● 断筆宣言解除後から近年までのエッセイ集。「わはははははは」がやたらと多く、かつタレント生活が忙しいことが伺える一冊です。 正直、筒井先生の役者ぶりもいいけどまず書いてくれよ……そう思うファンも多いかもしれません。そのなぞに答えて曰く「タレント活動は金になる、今日日本は売れない」とのこと。あー、なるほど。 毒舌は健在ですが、御大少々疲れ気味か。そんな印象の一冊です。あと筒井先生は、正直エッセイと小...

『ブロークバック・マウンテン』

● ホモフォビア大国アメリカを恐怖のどん底に叩き落した、タイトルの時点で胡乱なアカデミー候補作です。 と、まあそのわりにおとなしいというかまっとうという感想。やおいにならないホモ映画だと思います。まあ私は別段やおいのオーソリティではないのですが。なぜならないかというとキラキラとファンタジーの欠乏でしょう。● 主演のヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールはじめ俳優女優は皆地味です。女優はよくもここま...

このブログ筆者はジージャンズです

● 筆者は今年はじめ、某知人がはてなダイアリーを始めたのをおもしろく思い、はてダを書いていました。そのアーカイブは残っています。 同時、『映画秘宝』に本田透氏の記事がのり、それがジージャンズ中心に不満であるような気配が感じられました。 そこで私は考えた。「このネタは旬だな。ふむ、非モテなるものをブログで、しかも大手のはてなダイアリーで取り上げればヒットも伸びよう」 汚い思考回路です。でも好奇心には...

祟りによりパソコンが故障しました

● 実は先日までDVDレコーダーが故障、修理していたのですが次はパソコンです。 今年に入ってから、テレビ、電子レンジ、ベッド、MDコンポ、DVDレコーダーと立て続けに壊れていますが次はパソコンだったわけです。● てなわけで修理には一週間かかるとのことです。ネカフェで更新しますが、呪いの波動でうちのものを壊している人がいたらお願いします。もうやめてくれ!...

『父親たちの星条旗』

公式サイト● イーストウッド・スピルバーグ・ハギスという布陣で挑んだ硫黄島二部作アメリカ側編です。 ずっと楽しみにしていましたが、いい映画でした。語り手や時代が頻繁に切り替わり、ちょっとわかりにくいといわれていましたが別段感じませんでしたね。 描き方がドライに徹しているところが好印象。兵士の純粋な気持ちを踏みにじり、戦時国債のマスコットに借り出そうとする政府側、あらゆるところまでズカズカ踏み込むマ...

上海蟹食べてきました

● 昨日は体調が悪く、献血中に気分が悪くなったり踏んだりけったりでした。が、上海蟹だけは食べてきましたよ。  京橋駅周辺で一時間迷子に。道を聞きに行ったらコンビにで逆のコースを教えられました。余裕を持って出たのに、ウウ。皆さん申し訳ありません。● 上海蟹の写真は諸事情で掲載できないのですが(パソコン入院中)、おいしかったです。上海蟹は脚の身ではなく、卵の黄身のようクリーミーな味噌がおいしいわけです。...

『ダ・ヴィンチコード』(小説)

● 『彼岸島コード』とかこれは『暗黒神話基督教版』とかいろいろ考えてました、こんにちは。 えっと、すいません。率直に申し上げますと「これはミステリなんだけどミステリじゃない……」というネウロのヤコ的感想。 おもしろい部分が暗号解読の部分なんですが、それ以外はなあ。んでもってこの本盗作騒動があったわけだけど、もし盗作とされる部分が暗号解読部分だったら結構ひどい話なんじゃないかと(元ネタ本まで確認してま...

『デスノート 前編』

● どうせチープだろうとか、期待値が低かったせいか結構面白かったです。  脚本もうまいし、役もはじめはイメージ違うと思うんですけど見ているうちにハマっていると思えてきますね。L、夜神総一郎、ワタリあたりはかなりすごいと思えました。特にLはあのお菓子の食べ方すごいんですがッ! 後編は劇場に行かねばな。...

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』二巻他

 おまけ。今日の発見。「関西弁が親しみをもてるというのも、腹立たしいというのも真実である。  関西弁は印象増幅作用がある。好印象も悪印象も増すのだ。 好きな相手の話す関西弁はより好ましく、嫌いな相手の離す関西弁はよりいらだたしく聞こえるのである。 なお、関西弁の女の子がカワイイというのは単なる物珍しさだ。関西弁の女の子がレベルアップしたのが、大阪のおかんであることは留意されたい」「ここ大阪では、タ...

合コン虎眼流

合コンの完成形は少数の本命と多数の引き立て役によってで構成されるのだ――「id:temtan殿はid:white_cake様のご推挙であったな念のためはてダを改めさせて頂く」……「非モテの経験がおありのようだ」「はい」(非モテダイアリー! このようなものを合コンに参加させて良いものだろうかid:white_cakeはなぜこの男を……何たる異様な盛り上がり……id:temtanの気の隆り合コン参加の働きは充分にするものと覚えたり)何だあid:temtan お...

『彼岸島コード』

● 『ダ・ヴィンチ・コード』の上巻を読み終えました。 何故だろう……何故この本を読んでいると『彼岸島』を連想するのか。 なんか「こんなこともあろうかと」というフレーズが似合いそうなんですよね。あとシラスって雅様みたいな外見かなと一瞬思ったらどうしても……うわなにをするんだやめ...

荒山徹汚染度ひとつの判断材料として

憂楽帳「耳塚」 憂楽帳「江戸の外交力」 これを読んで「そこで柳生が」、「そこで妖術が」とか思った奴、 ち ょ っ と 表 に 出 ろ 。 あと『王の男』がいよいよですね。映画祭で見るのは失敗しましたが試写会狙ってみます。予告編に"とんまつり"が出てきたので爆笑しました。 このイ・ジュンギって荒山作品に出されたらロクな死に方しそうにないなと思って、それはもういろんな人がそうじゃんと思い直しました。荒山...

大幇会案内再掲

● 毎年恒例大幇会が、12/2に東京にて開催されます!大幇会掲示板 一応武侠ファンのオフですが、ショウブラ好きとかカンフー映画好きも無論楽しめる中身のハズです!  私ももにょもにょしていましたが、参加しますので興味もたれた方はメルフォ(本サイトにあります)、拍手などでご連絡ください。...

こんな出会いメールが来たらぼったくられる

ねこと遊んでみませんか?↓↓ねこの詳細を見る↓↓http://lovelycat.jp/index001.html↑↑ねこの詳細を見る↑↑「構ってもらえないニャ。」「飼い主に満足していないニャ。」「他の人間とも遊びたいニャ。」「またたびで遊びたいニャ。」こんな多数の意見を頂き、掲載させていただきました。今回、ご紹介するねこ達はわがままです。現在、ねこ好きが不足しております。このねこ達と会ってみたい方は下記URLより直接連絡を取って下さい。↓↓...

知野二郎さんオフィシャルブログ『超級龍熱』始動!

● 『映画秘宝』でもおなじみの知野二郎さんがブログを開設! その名も『超級龍熱』であります。 知野さんといえば、『秘宝』の筆者紹介でも濃い情報を提供してくださっています。ましてやご自身のブログとなれば〜〜! ファン必見にして垂涎の情報だらけであります。 一番気になるのは『五毒』リメイクですね。そうかー、蛇は女性だったんだ。ナルホド(そうなると設定がかなり変わるのかなとも)。『夜宴』がつまらないのは...

多田容子『柳生平定記』

 某舶来化粧ブランドのクリスマスコフレほすぃ……でも高ェ! なんでだよ!(彼岸風味)● 多田氏は京都大卒でしかも柳生新陰流二蓋会員、小転中伝、さらに手裏剣術も嗜むすごい方です。 つまりこれが一番まっとうな柳生だと思うのです。某Y氏とかR氏とかA氏なんかよりはるかにまっとうだと! しかしまっとう、あるいはリアリズム=面白いかというと……ムムムムム。 お話は十兵衛主役で島原の乱が舞台です。「こんな個性のない十...

もしQが鍋パーティに来たら

郭靖「寒くなってきたね〜」黄蓉「鍋の季節よね〜、今日はちゃんと出汁もとったしうまく煮えていると思うの」郭靖「さすがだね、お蓉」黄蓉「ところで今日は誰が来るんだっけ?」郭靖「師匠に全真七子たち、それにきみの父上に老頑童に……」黄蓉「ちょ、Q道士呼んだの!?」ズンズンズンQ「鍋を食べていただこうッ!」(以下惨劇)おまけ西「ふと思ったんだけど『スネーク・フライト』ってさあ、オレのパクリじゃね」北「蛇しか共...

『シグルイ』で始めるダイエット

拍手。>彼岸島』と『Wizardry XTH』のコラボ なんですかこのすごいボンクラ達。うわ、ウケたよ、凄ェ!ちなみに彼岸キャラでパーティ編成しようと思ったのですが、職業偏りそうなのでイマイチできません。師匠はやっぱりモンクかな。>スネークフライト見たくなりました。デブのゲーマーの衝撃の真実って飛行機パニックのお約束なんだろうなぁこの映画はまったくお約束そのまんまなのです。だからたぶん予想通りです。個人的にこれ...

彼岸島XTH

 『彼岸島』と『Wizardry XTH』のコラボ。マイナー×マイナーなのでたぶん誰もわからん。「コッコッ」「ザッザッ」ウィィン(扉開)「やべぇ! 深水域だ!」「嫌ァァァ!」 「この破壊の鉄球に掴まるんじゃ!」「ごぼっ……ごぼっ」「ちゃんと聞いておるのか、ワシの話を!」「師匠、もう死んでいるよ……」オォォォォォォ……「ハッハッ」「ハァハァ……」「さすがメルキオロードともなるとつらいぜ」「ええいままよっ! 敵兵警戒域に突...

中島らも・チチ松村『らもチチ わたしの半生』青春編・中年編

● コンビで人生について語った番組の書き起こし。 面白いけど、らもさんが未来について語っているとずっしり来ます。来なかったんだよねとしんみりしてしまって。 でもらもさんって長生きできるタイプでもないかなと思ってしまったり。複雑な気分です。 らもチチわたしの半生 青春篇中島 らも、チチ松村 他 (2004/11)講談社この商品の詳細を見る らもチチわたしの半生 中年篇中島 らも、チチ松村 他 (2004/11)講談社この商品の...

『スネーク・フライト』

● あらすじ。サミュエル兄貴VS毒蛇三千匹。以上。公式サイト うーむ、清々しいまでのバカB級映画でした。ジージャンズ必須ね。だって飛行機に蛇って時点でバカですよね。案の定全米のジージャンズが過剰反応して、しまいにゃ映画館にホンモノの蛇が投げ込まれたといういわくつきの一品です。 もう本当に皆の期待を裏切らない映画でした! セックスするバカップルは真っ先に死ぬ、「やあ、息子よ」とトイレで用足ししていると息...

指定型バトン:山風

 三田主水さんから指定型バトンが回ってきました。や、山風〜〜〜! とりあえず落ち着いて回答しますね。Q.最近思う『山田風太郎』は? 『バジリスク』の影響か、だんだんメジャーになってきましたねえ。しかもレベルの高いメディアミックスが多くて嬉しいです! 筒井康隆先生も自身の映像化に似たようなことをおっしゃっていましたが、ずっとムラムラ来ていた山風ファンがクリエイター側に回ってきたということなのかな。 あ...

中島らも事務所『夢見るごもくごはん』

● 中島らも、わかぎえふ、チチ松村、ひさうちみちおという面子で書かれたエッセイや四コマなど。 連載されていた雑誌が『オリーブ』だけに控えめです。わかぎさんと自分は結構似たところがあるなあ〜と思いました。 らもさんは忙しいのかやや控えめの出番。 ちなみに近所の図書館にはらもさんの本が結構揃っています。関西だから? 関係ないか。 夢見るごもくごはん中島らも事務局 (1999/06)双葉社この商品の詳細を見る...

南条範夫・山口貴由『シグルイ』七巻

● ついに先生は新たなステージに進んだようです。六巻に較べれば穏やかな流れのようでいて、先生はすごい隠し球をぶつけてきました。 それは今までにない「共感」というものです。 この漫画は残酷ですが、人間のもつウェットな部分をわざと描かずに突き放しているような部分があったと思います。誰かが死んでも残酷さばかりを押し出したり、亡き人を思うところでちゅぱちゅぱを挿入して台無しにしたり。 しかし! 七巻では全...

成田美名子『NATURAL ROSES』

● この人の漫画好きなんです。ちなみにこれはエッセイ集です。『PUTAO』リニューアル前に連載されていたもの。リニューアル前はこの雑誌が本当に好きでした(これで自分の立ち位置がすごくよくわかった気がするよ〜)。 成田さんらしく素敵な挿絵と中身。でも自分に実践できるかな? とりあえず最近はアロマバス挑戦中。あまりに古いオイルを使ったら、傷口にしみるし臭いしでとても優雅な気分にはなれなかったんですけどね。...

泣きたくなったら左思について考えてあげて

● 曹操といえば、背が低く痩せていてお世辞にも容貌がよくなかったそうです。最近の漫画やゲームでは美男子であることも珍しくありませんが(曹操美形化の元祖はたぶん日本、吉川英治)、あくまでイメージとしては見栄えのしない男ということになっているわけです。 んでもって、なんで曹操がイケてないことをしつこく誹謗され、本人もそれを気にしているかというとこの時代の中国は「立派な人間は容姿も立派」という考えが相当...

ジージャンおよびボンクラにありがちなこと 女性版

 ブクマ読んで性別誤認されていそうなので、筆者叫び版を。元ネタ・たいてい誰も一緒に行ってくれないので、一人で映画を見に行く・しかし世間では女子一人で映画は不穏らしいと知り複雑な気分に・デートムービーという言葉が嫌いだし、そんなものを見たがる男も嫌い・そもそも自分の好きな映画はデートには地雷のうえに、チャラい男に馬鹿にされる(で、激昂するが表には出さない)・過去、男性に「どうして女なのにそんな映画好...

ショウブラ第三期は2008年以降

● 私としては大変ショックなのですが、ショウブラ日本語版第三弾は2007年予定が2008年に延期になったそうです。ソース あとこの記事によりますと、以下の作品がリメーク予定とか。『五毒拳』『空飛ぶギロチン(ショウブラのリメークということはジミーさんのじゃありませんね……)』『ヴェンジェンス 報仇』(個人的には主演ニコツェー希望) この記事じゃないソースだと『ブラッドブラザース 刺馬』も。キャストはアンディ・...

中島らも・わかぎえふ『じんかくのふいっち2』

● 圧力鍋をセールで購入。これでどて焼きも豚の角煮もポトフも楽に作れるよ〜(といってもダイエット進行中ゆえ当分使いません)。● らもさんとえふさんのエッセイです。相変わらず面白いのですが、粟根まことさんが「キャラクター」項目四コマ漫画ネタになっています。・実は彼はかわいいキャラクターグッズが好きだ(ミスドとかの)・リリパット・アーミー稽古場にも専用マグカップがある・そんなかわいらしさに同情するけれど...

ジージャンズおよびボンクラにありがちなこと

・たいてい誰も一緒に行ってくれないので一人で映画を見に行く・しかし誰かが「あの映画誰も一緒に見に行ってくれないんだよね」と言うのを聞いて「あれ?」と我に返る・デートムービーという言葉が嫌い・そもそも自分の好きな映画はデートには地雷だ・過去、恋人と映画が原因で喧嘩になったことがある・ついうっかりカップルや家族向け映画を見に行ってしまい、なぜか後ろめたさを感じる・残虐シーンへの耐性が世間とズレすぎてい...

石光真人編『ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書』

● 会津藩士の子息にして陸軍大将まで出世した柴五郎(肖像写真)の遺書とその解説をした本です。 実は山風明治ものでは、元会津藩士の出番が多いためか本書からの抜粋がしばしば出てきます。十八歳の柴五郎自身も『警視庁草紙』に登場しています。 今回本書を読み、山風が柴五郎少年にシンパシーを感じた理由がわかりました。幼くして母を喪い、がむしゃらに上京したという共通点。何よりも"敗戦"という理不尽に共感したのでし...

今週の『Y十M』坊主フィーバーみちのく行

● さて、哀れ銀四郎に捕まったのか籠に放り込まれたおとねさん。参勤交代の移動というのは本当に暇らしく、名君だと読書をしたり、アホな方だと袖に着火して遊んで騒ぎになったりしたそうです(『大名の通信簿』より)。で、馬鹿殿はこの暇を嗜虐と女色で埋めようというわけ。 それにしても銀四郎、ティーンとは思えない発想をするものです。前髪立ちの美少年が鬼畜というパターンは、転生後の天草四郎など山風作品ではおなじみ...

『染模様恩愛御書』

● なぜかいろいろな方から客層レポを含めて観劇記を期待されている『染模様恩愛御書』。私も楽しみでなりませんでした。 歌舞伎は二度目ですが、松竹座はミナミのど真ん中。大阪寿司の折り詰めを持ってワクワクしながら会場へ。 さて、客層は女性が九割を占めていますが、演劇というのはどれもそうではないかと思います。年齢層は中年の方が多く、あからさまにボーイズラブ目当てな方は……正直わかりません。腐女子って見た目じ...

『ブラック・ダリア』

● デ・パルマ監督、エルロイ原作の映画です。 私としては大変よかったのですが、一般受けは絶対しないであろう作品でしたね。 ブラック・ダリア事件は未解決なので、あくまでこれはフィクションであって真相では全然ありません。そもそも原作を書いたエルロイの、エリザベス・ショートの死体へのオブセッションが理解できないとよくわからないと思います。 エルロイは十歳で母親が死に、その事件が迷宮入りしたことで心に傷を...

朝松健『一休闇物語』

 拍手。>サイト改装されたんですね。トップが美しいです。山風記念館レポ、作品感想も面白く読ませていただきました 和風にしてみました。記念館は交通の便が悪いので、バーチャルでも経験していただければと思います。● 一休さんが妖怪ハンターになったというお話。嘘ではないけど、間違ってもいない解説かな。 結構あとからじんわり来る系が多くておもしろかったです。「うたかたに還る」が一番好きかも。ちなみにこれを貸し...

『勝手に関西世界遺産』

● 関西勉強中のため、テキストとして。 定番のビリケンやくいだおれ人形などを愛着たっぷりに紹介。しかし関西フィルタを通すと関東人ってほんとうに「おもろない」人間ってことになりますね。● ちょっと話ズレますが、自分の知る「関西人を激怒させるフレーズナンバーワン」。「なんでも一流の人間は東京にいる」 これね。実在のとある人物が吐いた言葉なんですよ。このワードを言うと関西人は一瞬凍り付き「アホか?」、「何...

諸星大二郎『暗黒神話』・『孔子暗黒伝』

● 本当に十五年以上前に読まなくてよかった。こんなのを連載していた昔のジャンプって今よりはるかに危ないと思います。今まで読んだ漫画で一番恐いといえるかも。 何が恐いかというと、どちらの作品も主人公がどこへ向かっているのか、まったくわからないのです。自分が何者であるかも途中で消失してしまう。そしてわけのわからないまま人が化け物になったり、死んだりしていく。これは相当恐いです。美人が泉につかってゾンビ...

宮本昌孝『剣豪将軍義輝』

● 足利義輝が主人公。隆慶一郎にやや似た爽快感溢れる作風でとてもおもしろく読めました。王直の娘なんかも出てきたりして。レビューに惹かれて読みましたが、その通りの良作でした。 本当はもうちょっと気合い入れて感想を書きたいのですが、胃の調子が悪いのでこのへんで。歌舞伎鑑賞までに治さないと……。 剣豪将軍義輝宮本 昌孝 (1995/12)徳間書店この商品の詳細を見る...

【青葉屋】詭弁について

 先日書きました某エントリに関しまして、あまりに浅はかなことを書いてしまいましたので削除いたしますとともに、読者の皆様に不快感を与える文章でありましたことを真摯に反省いたします。申し訳ございませんでした。 もっと書く前に考えていくようにしたいと思います。失礼しました。……トリアエズ青葉屋デ斬ラレテクルヨ_| ̄|○「いや、斬られる前に反省しないと」「今回の問題点は本の内容をきちんと引用せず、ダイジェスト...

『染模様恩愛御書』のメディアミックス展開が危険な件

● いよいよ今週末は『染模様恩愛御書』鑑賞です。先日トモノさんと梅田をうろついていると、ここぞとばかりにチラシがあり二人で「凄ェ!」と改めて驚愕。で、トモノさんに「客層も含めてレポートを」と頼まれました。 そんなわけで週末に備えておりますが、これはメディアミックス展開が危険です。 紅蓮のくちづけ―染模様恩愛御書深山 くのえ (2006/09)小学館この商品の詳細を見る ドギャアアアン! と小説版。もろBLです。内...

本サイト更新予告

● 武侠系を更新する情熱がもはや継続しないというか、正直伝奇に鞍替えしてしまった感がありますので、本サイトをブログにあわせて更新する予定です。・ショウブラザースを除く武侠コンテンツ無期限更新停止(縮小検討)・荒山系コンテンツ設置?(するかもしないかも)・デザインを和風に変更 以上です。もともとやる気のない三流サイトなので、たいしたことはやりません。 ついでにトモノさんもひょっとすると協力あるかも……...

諸星大二郎『妖怪ハンター』

Web拍手。>とうとうマルティストになれれましたか。ボンクラの世界にようこそ。 オオオオォオオオォオオ! 早速拍手が。マルティストって楽しいですね。● 今日からコンロがIHヒーターになりました。あまりにお湯が素早く沸くので「ハァハァ、凄ェ!」と大興奮。 それはともかく電気コンロ、DVDレコーダーと家電破壊コンボがまた続くのが嫌なかんじ。コンロは大家負担なんですけどね。次は何だ!?● さて、『妖怪ハンター』も...

偽悪的人間関係

● 誰かが女の人間関係は誉め合うので偽善的、男の場合は軽くけなしながらじゃれあうので偽悪的みたいなことを書いていたん気がするんだが、自分の場合は断然後者ですな。 高校時代以来のつきあいであるSとは半端じゃなく毒舌でどつきあうわけです。以前温泉で会った時「S〜ッ! おまえー乳たれたじゃーん!」みたいに話していたら脇で見ていた姉が「あんたなんて酷いこと言うの!」と血相変えて言った挙げ句母にまで告げたらし...

マーサ・スタウト『良心をもたない人たち』

● サイコパスという良心を持たない人についての本。おもしろいことに、このサイコパスの割合というのは東アジアではとても少ないそうです。 まあ、逆に言うとそれくらいしかおもしろい記述なかったんよ。 良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖マーサ スタウト (2006/01)草思社この商品の詳細を見る...

【ハァハァ】『彼岸島』【スゲェ!】

 吉梨はトモノにメッセンジャーで『彼岸島』という丸太が主役のホラー漫画について聞く。トモノはかつて『シグルイ』や『リーマンギャンブラーマウス』をすすめた剛の者であった。その概要に吉梨は戦慄し、いてもたってもいられなくなったため、漫画喫茶で三時間パックにてこの作品読破に挑むのであった。● 予備知識があまりに偏っていたのですが、それを全然裏切らない危険な漫画でした。漫画喫茶のブースが個室でよかったよ。...

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筆者近況

Author:吉梨(きつり)
『おねがいマイメロディ きららっ』がいいかんじに発狂してきました。ほんとうに教育的に有害なアニメです!

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