Category [ 映画・演劇・TV感想 ] 記事一覧
映画『少林拳王子』
● 今更だけど邦題の付け方ひどいなー。 オーソドックスな武侠映画。九王爺=叔父に父である皇帝を殺され、宮廷から命からがら逃げ出した皇子二人。赤ん坊だった二人は兄は少林寺で成長、弟は宰相に匿われます。兄は少林寺で風変わりな三人の和尚(桃谷七仙や周伯通系統)に育てられ、なぜか武術の達人に。弟は剣術を学んでおります。 殺陣はまあまあ、お話は定番。でもキャストがねえ。狄龍の兄にイー・トンシンの弟……悪くはな...
映画『アイアンマン』
はくす。>玉こんまでも侵略を……ずんだで飽きたらぬわけですか。>クマ避けはやはり音、ですかねえ。>厚揚げサンドウマー。食べ過ぎたら運動しましょうね、お互いがんばりましょう!● 師走くんは正しかった。確かにこれは『ダークナイト』で悩んだ頭をときほぐす特効薬ですな。ありとあらゆる意味であれとは真逆のヒーローもの、でもおもしろい! というよりも楽しい! ジャンル:中学生男子映画っちゅーか。もう全編にわたって男...
ブルース坊ちゃまの残酷な秘密「DKなのにDT」まとめ
某所の『ダークナイト』掲示板が無茶苦茶な流れになったので、記念まとめ。シモネタでネタバレです。ごめんなさい。アルフレッド「おっと失礼、あなたは18歳以上でしょうか。わかりました、では続きをクリックしてください」ダークナイト(クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー出演)()不明商品詳細を見る...
ダークナイトダイアリー1
例によってネタバレまみれ。各人から見たストーリーを日記形式で考察した実験です。X月X日 ハービー・デントの日記 今日はレイチェルとレストランで食事だ。やっと予約がとれた。少々財布にきついが、真剣な交際であるからにはこれくらいしないと。まあ、スタバで買わずに職場のまずいコーヒーでしばらく我慢すればいいだけだ。 レストランでは、ブルース・ウェインがこれみよがしにブロンド美女とともに現れた。「やあレイ...
映画『劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮編』
● あー『ダークナイト』みてえ……。天元突破グレンラガン 9 (最終巻)(2008/03/26)柿原徹也.小西克幸商品詳細を見る 総集編じゃん! 何この詐欺!!! 後編は絶対見ない。見なくていい。自分は三部以降が好きでカミナとかわりとどうでもいいんだよね。...
バットマンは恋の負け犬
※これまた『ダークナイト』考察です。 前の記事でのコメントに刺激されて、今回三度目見納めはレイチェルの演技に注目しました。マギーは演技達者ですね、デントとブルースへの態度が全然違う。デントを見る目はうっとりしていて、恋するまなざしなんですよね。しかし観客はじっくりデントと彼女の関係は見られず、逆にブルースへのちょっと距離感のある目線中心になるわけです。 そして今回、レイチェル目線であらためて見ると...
魅惑的な不美人と空虚な美人
※本記事は『バットマンビギンズ』と『ダークナイト』のネタバレを含みます。 『ダークナイト』の悲劇のヒロイン・レイチェル・ドーズが気の毒なことになっています。要約すると「主人公たち二人から愛されるにしては不美人だ」という一点に尽きます。そもそも作中、彼女はジョーカーさんにしか美女扱いされていませんしね。ジョーカーさんに美人って言われてもなあ、だし。 あ、断っておきますが私はマギーは美人じゃないけど、...
狂人黄金時代、英雄暗黒時代
ふと思ったけど、今年は狂人映画が当たり年。 スゥイーニー・トッドとラベット夫人(『スゥイーニー・トッド』)、アントン・シガー(『ノー・カントリー』)、宗教おばさん(『ミスト』)、オラたちの村を守るだ委員会(『ホット・ファズ』)、そしてジョーカー(『ダークナイト』)。 皆高得点、甲乙つけがたいけどカーニバル的アッパー爽快感という点においてジョーカーさんが頭ひとつ抜けてますな。 と同時に、狂人にふり...
映画『ダークナイト』で疲労困憊
>はくす。 ぬこはいいですよね、いやされます。● 『パコと魔法の絵本』も見たいのにリピっちゃいました。 もっと早く見ていればもっと見られたのにと思う反面、見るたび精神的にダメージを受けるので、『300』のようにリピったら危険なような。二時間半もあるし。 実は本作を見る前はバットマンをかっこいいなんて夢にも思わなかったのに、ただ歩いているだけで過涙ぐんでしまうくらいかっこよく思えてもう。 サントラも買っ...
『レッドクリフ』がラブコメになっていた件
近所の映画館に『レッドクリフ』のパネル発見。うろおぼえですが、最後の一行で「一人の女を奪うため!」とあって、そのなんだ。曹操が小喬欲しさにやって来ましたが動機になっているんですが(大喬涙目)。それ何て『無双外伝』? あと『三国志』を完全映画化もないわ。それは絶対無理だから。 本当に配給会社が何の勉強もしていないとわかりました。...
映画『バットマン・ビギンズ』
● えらそうなことを書いていて、実は原作バットマンを知らないのだけれども、これは作り手が原作に対して大変敬意をはらっていることがよくわかる作品です。自分色を出す前にまず原作の色を出そうという真摯さが根底にあると思えます。 バットマンという超人を戦わせて楽しもうというより、彼と一緒に苦しもうというジャンル:苦行アクションが本シリーズであると。二作目に比べればまだマシですが、一作目でバットマンが味わう...
映画『インビジブル・ターゲット』
>はくしゅ。 ここまで暗くて心に突き刺さるからこそ、いい作品だと思えましたね。ほんとうにいいものを見られました。● 「ジャンル:呉京無双アクション」てなかんじの映画でした。 クライマックスで、「コイツだけでも強いのに張遼(右腕)とか貂蝉(仲間の女)、菫卓(黒幕)までいるんだよなあ」 「ヤッベ、貂蝉殺したら呂布なんかキレてる! 仲間殺すとパワーアップかよ!」 「ライフゲージがコイツだけ妙に長いだろ絶対...
映画『ダークナイト』
● この世に正義はあるのか? ないともいえるし、あるともいえます。結局正義というのはそのひとの定義によって変わる。便宜上、法律という器にいれてかたちを決めるけど、本来水や空気のようにかたちがないものだと思います。正義とは混沌でもあります。 混沌の中で生きるのは人間にとってはつらいもの。暗闇の中で光を求めるように、この街で生きる者たちは"騎士"を求めます。本作の主役は混沌であり、このひとびとの願望では...
映画『カンフートレジャー龍虎少林拳』・『カンフー東方見聞録』
● 王晶が脚本に参加しているとか。コメディ作品。ギャグは古くて正直見るのが辛いかも。でも殺陣がいいんですよー! さすが劉家班、レベル高い! これを見ると『ドラゴン・キングダム』の問題点がよくわかる。ワイヤーは派手に使わず、補助で使うものだし、せっかくの武打星の動きを消しちゃ駄目!(ひょっとしてリンチェもジャッキーも動きが駄目になってきているからCGなの? なんて思わせたらいかん)やっぱショウブラの殺...
映画『ダーティ・シェイム』
● どうして自分はここまでシモネタが好きなんだろう。もう病気かもしれない。この映画はとても面白いけど、くわしくどこが面白かったか書くとアレなのでひみつです。 ”れっつごーせ****んぐ!”とジョニー・ノックスビルが叫びまくる。以上であらすじおわり。要するにゾンビ映画のゾンビのかわりに、色情狂にしてしまうようなもの。街にあふれる狂気の性愛……みたいなはなしで。うん、おもしろいの、うん。 たぶんシモネ...
サンリオピューロランド「ウサミミ仮面歌謡ショー」
はくす。>DMC 見ていて多幸感がありました。賛否両論みたいですけど。基本的に怒りっぽいけど、常にわりと楽しく生きているんですけどね〜でも楽しそうなものを書くよう心がけたいデス、はい。● 聞こえる聞こえる、ピューロにひとりは恥ずかしいという声が……でも私はウサミミ仮面さんが好きなんだもん……。というわけで、雨の中多摩市まで行ってきました(遠いのだ)。 初ピューロですが、確かに狭いとは思いますがこれは楽しい...
映画『デトロイト・メタル・シティ』
● 数年前『シンシティ』を見た時、「ここまで原作を忠実に再現できるんだ!」とぶっとんだ思いがありました。日本でもできるのか? できる、できるのだ! 原作再現度120%、10人中11人が「すげえ!」と呼びたくなるくらいのクオリティでした! では各人。根岸くん/クラウザーさん: 松ケンマジイタコ。根岸くんの内股走りやクラウザーさん走りがまんま原作通りのフォーム! しゃべり方、仕草、すべてが何かに取り憑かれたよう...
映画『バス男』(Napoleon Dynamite)
● 邦題の最悪さはさておき。 てっきり爆笑コメディかと思っていると肩すかしをくらいます。なんといえばいいのか、淡々と話が進みます。長谷川町蔵先生の著作なんか読んでいたり、アメリカの学園生活に関する基礎知識が必須ではないけど、あったほうがいいかな。 主人公ナポレオン・ダイナマイトは典型的なナード。キモメンで冴えなくて、不気味な絵を描くくらいしか取り柄がありません(演じているジョン・ヘダーは実はイケメ...
英国ゾンビの考察:映画『28週間後……』/P・ナットマン『ウェットワーク』
● いやあ、ダニー・ボイル、マジ外道。 前作『28日後……』の続編。一応復興のめどがたった英国を、馬鹿家族の愛が破壊しまくるという本当に後味の悪い映画。イギリス人はどこまで皮肉になれるかのひとつのサンプル。 でもまあ、昨今のハリウッドゾンビものなんかは主人公がチートで素手でゾンビ相手に戦ったりしているわけで。原点に戻って普通のゾンビが怖いってことにしようぜと。いや、ゾンビ以上に人間が怖いということで。...
映画『俺たちダンクシューター』
● 五輪まっさかりですが、私は実はこのイベントが苦手。 スポーツって残酷じゃないですか。種目によっては十代半ばがピークとかあるでしょ? その年で自分は負けたって思ったら辛いだろうなって。 歌舞伎なんかは三十路は小僧、七十八十になっても円熟味が増したって褒められますよね? それに他の分野はやり直しきくじゃないですか、わりと。 でもスポーツはね……特に五輪はね。 花の命の短さが際だって、残酷だなあって。 ...
映画『ドラゴン・キングダム』
● 良心的なカンフーオタクの妄想ドリームマッチ。ジェットとジャッキーが戦うだけでそれはもう満足なわけだけど、アクションの出来は『SPL』のほうが殺伐としていて好きかな。血、出ないしな。見ている間は満足するけど、見終えてからはいろいろ思う所があるといいますか。 しかしこの良心的な妄想というのが厄介で、ショウブラポスターコラージュを用いてコアなファンに向けてアピールしつつ、人肉を喰らい首をはね、内臓を抉り...
映画『テネイシャスD』
● 今年はバカ映画豊作の夏! もうわくわく。映画の日に見たのはこれです。JBは面白い、と訊いていましたが実は初体験。で、初体験で感じたのは面白いのは確かだけどそれ以上に美声でかわゆい! 動きがデブ(ごめん)なのに軽くて、表情が豊かで子供っぽくて、しかも声が七色なのでもう、もうたまらないかわゆさですよ!!!(KGはかわいいと言うのはちょっとアレだけど)本作はキノコでラリった妄想シーンがもうたまりませんで...
何故『彼岸島』映画は日韓共同なのかに関する考察
結論から言おう。「韓国映画はある意味、やっていいこととわるいことの区別がついていないという意味で、とても大先生的かつ荒山徹で伝奇的だから」 これに尽きるでしょう。 とりあえずあの監督の『火山高』は学園+武侠というイカしてイカれた、愛すべきボンクラ映画なので、公開前にチェックすることをおすすめします。あれを見ればあんまり映画化に関して不安にならなくなると思うな。 個人的には、名誉マルティスト認定を...
映画『パンズ・ラビリンス』
● ああー……エドワード・ゴーリーの『不幸な子供』を思い出したよ……。あらすじなんかはwikipediaでも見て下さいね。 これは絶対子供に見せてはいけないという感想を抱く人が多いだろうけど、私は二十年前の自分に見せたいですね。人生の大半をこういう救いのない物語とつきあうことに費やしてきた気がするよ。これぞ私のある意味理想だね。脳みそがやわらかい子供にこういうのを見せたら、きっとオーケンとかそういう才能豊かな変...
映画『ホットファズ』
はくしゅ>ありがとうございます。照れます!!※チョイネタバレ気味です。公式サイト● J・アーチャー曰く「イギリスでは気の利いた皮肉を言う才能が最も評価される」とのこと。そんなわけで、この抱腹絶倒コメディも当然真っ黒い皮肉がききまくっています。文化が違うと笑いの壷がわからないっていうレビューもあったけど、んなこたーない! 筒井康隆ファンにはたまらないはず。詳しく書くとネタバレになっちゃうけど、PTAとか教...
演劇『五右衛門ロック』
● いやあ、よかった。出来のよさと新感線らしさがあいまって実に大満足できた舞台です。古田さん、じゅんさん、粟根さん、高田さんが揃っているだけで感無量! 劇団員以外も森山さん、松雪さん等経験あるひとで揃えていて安定感がありますね。キャスト雑感(敬称略):古田新太: 彼が石川五右衛門って、これ以上のハマリ役はないわなあ。一幕は出番が少なかったし、全般的に狂言回しでおいしいところを持って行かれたようでぴ...
映画『ミラクル七号』
● いろいろ感慨深い一本。日本でブレイクした前二作よりしっとり目なので、地味に思う人もいるかも。実際ギャグは控えめです。でも愛情たっぷり。 ノスタルジーといいますか、古きよき昭和といいますか。しゃれにならないほど貧乏でも心は美しい、ともとれるのですが、そういう甘いものだけではないだろうなと。あれだけ身を粉にして働いてもあんな生活を送っている父子というのは、それだけで悲劇であることを忘れろと言われて...
ゲキシネ『髑髏城の七人 アオドクロ』
● 97年版、『アカドクロ』と比較して、残念ながら一番好みとちょっとズレちゃった版でした。染五郎さんは文句なし、超絶カッコイイ(特に天魔王)。杏ちゃんもカワイイ。高田聖子さん、粟根まことさんら脇役もいい。衣装も特に沙霧がいい。演出はくどいけどまあまあ。 じゃあ何かというと、ちょっと池内さんの蘭兵衛と佐藤アツヒロさんのこぶしの忠馬がちょっとイマイチでした。池内さんは美形だけど、殺陣が……しかしこれは97年...
映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
● ネタバレをしないように書くのが至難の業である一本。まあすぐわかるんだけど、まさか本シリーズでこんな十数年前に一世を風靡した某テレビシリーズみたいなネタをやるとは思わず、驚きました。まあ冷静になってみれば、トンデモネタを扱ってきた映画なんだけどさあ。● 町を破壊し突き進むインディとマットを見ながら、そういえば昔の映画(ジャッキーとか特に)には必ずこういうシーンがあったなあとノスタルジーに浸りました...
映画ァッー!『イースタン・プロミス』
● 『柳枝の剣』を読んだ時や張徹映画を観て感じたあの感覚が蘇ります。もう抑えきれないホモスメル! クローネンバーグはガチ。期待通りの腐女子ツボつきまくりの乙女チックロシアやくざホモヴィゴ萌え映画でした。「もう、やおい観点から見たでいいんじゃないか」「ですよねー」● 本作のカップリングは、ボンクラやくざ息子キリル(ヴァンサン・カッセル)×運転手ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)。ふたりとも濃いスジモンフ...

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